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文化財の種類

更新日:2017年12月7日更新 印刷ページ表示

私たちの歴史や文化を理解する上で重要なものを文化財といいます。文化財保護法により、文化財は下記のとおり分類されています。

  • 有形文化財
    建造物、絵画、彫刻、工芸品、書跡、典籍、古文書などで歴史上または芸術上価値の高いものや、考古資料及びその他の学術上価値の高い歴史資料を有形文化財と呼びます。このうち、「建造物」以外のものを総称して「美術工芸品」と呼んでいます。
  • 無形文化財
    演劇、音楽、工芸技術その他の無形の文化的所産で歴史上または芸術上価値の高いものを無形文化財と呼んでいます。 「わざ」を体得した個人または団体によって体現されるものです。
  • 民俗文化財
    衣食住、生業、信仰、年中行事等に関する風俗慣習、民俗芸能、民俗技術やこれらに用いられる衣服、 器具、家屋などで生活の推移の理解に欠くことのできないものを民俗文化財と呼んでいます。
  • 記念物
    貝塚、古墳、都城跡、城跡、旧宅などの遺跡で歴史上または学術上価値の高いものや、 庭園、橋梁、峡谷、海浜、山岳などの名勝地で芸術上または観賞上価値が高いもの、さらには、動物、植物、地質鉱物で学術上価値が高いものを記念物と呼んでいます。
  • 文化的景観
    地域における人々の生活や生業、地域の風土により形成された景観地で我が国の生活や生業の理解のため欠くことのできないものを文化的景観と呼んでいます。
  • 伝統的建造物群
    周囲の環境と一体となっている伝統的な建造物群で価値の高いものを、伝統的建造物群と呼んでいます。
  • 埋蔵文化財
    土地に埋蔵されている文化財(主に遺跡といわれている場所)を埋蔵文化財と呼んでいます。
    発掘調査:開発などによってどうしても壊されてしまう埋蔵文化財を、記録として保存すること
    埋蔵文化財包蔵地:埋蔵文化財がその土地に残されている可能性がある場所
    ※「史跡長柄横穴群」を初めとして、町内には206ヶ所の埋蔵文化財包蔵地があります。

この他に、「文化財の保存技術(文化財の保存・修理に必要な伝統的技術・技能)」、ユネスコ条約による「世界遺産」、「無形文化遺産」などがあります。

文化財の種類は、多種多様にわたりますが、人々の営みと関わりながら価値を形成してきたものであり、文化財同士も相互に関連性を持っています。
しかし、少子高齢化など社会の変化によって、暮らしの中に埋もれてしまい、その用途や文化財として価値があるのかなど不明になっている品々があると思われます。
町ではこういった用途や文化財としての価値などについて疑問があれば、関係機関などへ照会し、お答えしておりますので、長柄町教育委員会生涯学習課(長柄町公民館)までお問い合わせください。
※価格等を判断するお答えはできません。